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平成23年度案件別事後評価 パッケージIII-6 フィリピン国、インドネシア国、ペルー国、セントビンセント国

長島 聡

JICAが行っている事後評価とは、プロジェクトの終了の3~5年後を目安に行われる評価のことです。通常、この事後評価は何件かの評価調査をパッケージにされてJICAから委託されます。本評価調査では、フィリピン国、インドネシア国、ペルー国、セントビンセント国で過去に行われたプロジェクトの評価をアイコンズで実施することとなりました。この「平成23年度案件別事後評価 パッケージIII-6」は、5つのうち4つが水産の案件の事後評価という珍しいパッケージで、水産が専門の私としてはとてもありがたい案件でした。私はそのうちのフィリピン国、ペルー国、セントビンセント国のプロジェクトの評価を行いました。

ペルーのタララ漁港の職員と通訳 ペルーのタララ漁港の職員と通訳

この事後評価の大変なところは、第三者評価ということで日程の手配について自分で組んでいかなければならないことです。今回訪問したフィリピン国、ペルー国、セントビンセント国は観光地ではないところも多い中、ガイドブックにも載っていないような場所の訪問計画を、地図やインターネットを頼りに、自分で宿探し、訪問先や車の手配等を行いました。
それでも、現地に行けば通訳や現地で対応してくれる職員達と仲良くなり、彼らの手伝いによって調査日程の調整はもとより、交通手段の手配や資料の催促まで手伝ってもらい、何とかなってしまうのがすごいところです。仲良くなった人達とは、夜にカラオケに行ったり、食事に行ったりと良い思い出となっています。誰も他に頼る手段がない国で、彼らの助けは本当にありがたいです。

フィリピンのロハス港の職員 フィリピンのロハス港の職員

実際の評価結果については、JICAのホームページに今後掲載されると思うので、そちらを確認してもらいたいのですが、プロジェクトの終了後5~10年経ってもまだしっかりと活用されている施設等を見ると、日本人としてとてもうれしく、また誇らしい気持ちになれるのが、事後評価の醍醐味です。また、使われていない施設からは、使われるためには何の要素が必要だったのかを自分なりに分析し、今後に生かす努力をしています。

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