プロジェクトの目的

 

ミャンマー連邦では、統計法により中央統計局(Central Statistical Organization、CSO)が政府機関で唯一政府統計の整備、基準化、社会センサスおよび各種政府統計調査を実施する機関と定められております。しかしながらCSOでの統計システムは老朽化しており、機能も非常に脆弱な状況にあります。また、職員の海外研修の機会も少ないため、新しい統計技術の導入も遅々とした状況にあります。

 

このような背景の下、CSOの統計作成、分析能力を向上させ、国際的な水準の統計をすることができるよう職員の技術指導、ならびに統計データベース、 LANシステム等ハード面の整備を行うことにより、国家社会経済計画の策定に資する信頼性の高い統計データをミャンマー連邦の政策策定者、行政官、研究者等のユーザーに迅速に提供する能力を強化することを目的として本技術協力プロジェクトは実施されています。

現地での業務内容

 

本プロジェクトは財団法人日本統計協会との共同企業体により実施されており、短期専門家の派遣により以下の分野の技術指導が行われております。


(1) 卸売物価指数
(2) 家計調査(インフォーマルセクターを含む)
(3) 工業統計
(4) 統計データベース、LANの整備、管理
(5) 図書資料などを含めた図書室の整備

統計セミナーの様子
図書室の蔵書の整理
コンピュータ研修の様子